押しつけ花物語(36) ハルジオンとヒメジョオン
空き地があれば、どこにでも咲いている白い花がある。花芯の黄色い部分から、細い花びらがたくさん伸びている。中には、少しピンクがかったものもあり、青みを帯びたものも見る。
春の時期はほとんどハルジオンで、夏が近づくにつれて花は小さくなる。そうなると、ややこしい状況が生じる。ヒメジョオンも咲き出して、見分けがつかない。茎が空洞になっているのがハルジオンだが、切ってみなければ分からないので困る。
はびこるので嫌われ者だが、花びらの繊細さが好ましい。押しておくと青みが増すのもおもしろい。(梶川伸)2019.06.30、
更新日時 2019/06/30