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ちょっと味見を(800) 絆・幸せのルガラー

絆・幸せのルガラー

 ミュージアムショップで、土産のお菓子を買うことはまずない。福井県敦賀市、「人道の港 敦賀ムゼウム」を訪ねた時は違った。「絆・幸せのルガラー」を買ってみたくなった。
 第二次世界大戦中、外交官の杉原千畝はリトアニアのカウナスに日本領事館領事代理として赴任していた。そこでナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にビザを発給し、彼らの亡命を手助けした。亡命ユダヤ人の多くがまず上陸したのが敦賀港で、それを記念した資料館が人道の港 敦賀ムゼウム」だ。
 命のビザは少なくとも6000枚といわれる。そんな展示を見た後、ショップに行くと、ユダヤの伝統菓子のルガラーを見つけた。杉原の勇気に感じ入り、ルガラーも食べてみたくなった。
 ルガラーは、クッキーの一種と言っていい。リンゴとチョコレートを混ぜて焼き上げている。すっきりとした味だった。(梶川伸)2017.04.15

更新日時 2017/04/15


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