ちょっと味見を(2812) 鳳凰美田・髭判
栃木県小山市、小林酒造の日本酒「鳳凰美田」は時々飲む。奈良市で好きな店の大将がこの酒のファンで、店に置いていることが理由の1つ。もう1つは、グルメの友人の知り合いが小林酒造で酒で酒の修行をしていて、もらったことがあるからだ。
今回もらったのは、純米大吟醸酒の髭(ひげ)判。これはまだ飲んだことがなかった。瓶にあった説明を読むと、山形県高畠産の米「亀粋(きっすい)」を使っている。亀粋は酒米「亀の尾」からの変異種のオリジナル酒米らしい。亀粋の稲穂は身を守る野毛をはやしていいて、その姿が髭に似ているので、髭判というネーミングにしたという。
飲むと純米ではあるのにマイルドで、そのうえで甘さを感じ、しかも穏やかな酸味もある。このため、上品でありながら、味の楽しみがある。(梶川伸)2022.09.10
更新日時 2022/09/10