ちょっと味見を(1223) 一村
田中一村という画家がいた。50歳で鹿児島県・奄美大島に渡り、奄美の自然を描き続けた。
「一村」の名前をそのままとった奄美の黒糖焼酎をもらった。町田酒造の商品。ラベルの絵は田中一村の作品「アダンの海辺」。いろいろな樽で長期熟成した原酒をブレンドしていて、糖質はゼロと説明書きにある。
黒糖だと思って飲むと、どこかに甘みを感じなくもない。透明感があるが口当たりが柔らかく、飲みやすい。
ラベルに「初夏の海に赤翡翠」の作品の一部を使った「奄美の杜」は、何度か飲んだことがある。しかし一村は初めてだった。大阪であった奄美の物産展で買ったと友人は話していた。(梶川伸)2018.06.07
更新日時 2018/06/07