大阪音大生が公民館で沖縄ポップスコンサートを開催
豊中市立庄内公民館(三和町3)で7月30日、大阪音楽大学(庄内幸町1)の学生と卒業生のグループ「もこじゃ」(富村匠代表)が沖縄ポップスコンサートが開いた。
「島人ぬ宝」や、「花」など世代を超えて親しまれてきた曲や、沖縄民謡などの演奏に、会場は沖縄の陽気な囲気に包まれた。子どもを連れて来場した坂口真由子さんは「落ち着いた曲調で、子どもも機嫌良く聞いていた。知っている曲もあり、どこか懐かしかった。公民館で音楽を聴けるのは、とても良いと思います」と話していた。
もこじゃは、三線とメーンボーカルの富村匠さん、ベースの二宮史温さん、キーボードの佐藤悠紀さん、ギターの佐藤颯さんらの5人グループ。富村さんが豊中市と兄弟都市の沖縄市出身だったことから、2014年7月に結成し、沖縄音楽を中心に演奏活動を行っている。
豊中市は大阪音大と連携して、市役所でロビーコンサートを行ったり、市民向けの音楽講座を開催したりするなど、音楽あふれるまちづくりを展開している。また、公民館では、大阪音大を地域の魅力の1つと位置づけ、館内で同大学教員や学生による演奏会を開催するなど、地元として積極的な交流を図っている。
コンサートには約60人が来場。「芭蕉布」でスタートすると、会場は沖縄色に染まっていった。「オジー自慢のオリオンビール」などテンポの良い曲が始まると、手拍子をしたり踊り出したりする来場者もいるなど、会場は大いに盛り上がった。
富村さんは「皆さんが曲に合わせて体を揺らしたり、目を閉じてじっと聞き入ってくれたりと、とても温かい雰囲気で演奏できてうれしい。市民の皆さんに音楽を楽しんでいただけるよう、もっと練習してま た出演したい」と今後の意気込みを語った。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.07.31
更新日時 2015/08/01