消火活動で3人表彰 豊中北消防署
豊中市北消防署は9月21日、豊中市内で発生した住宅火災において、迅速な初期消火に尽力したとして、岡町南在住の柿坪晴彦さん(56)と母の柿坪敏美さん(70)、伊藤京子さん(57)の3人を表彰し、感謝状を贈った。荒木署長は「迅速な通報と消火活動に加えて、近隣の連携が良かったことにより、被害を最小限に抑えることができました」とその功績をたたえた。
9月10日午後5時20分ごろ、豊中市岡町南3丁目の木造2階建て住宅から出火。隣家の柿坪敏美さんが火事に気づいて119番通報し、晴彦さんが消火器を持って現場に急行した。その間に敏美さんは近隣に消火協力を呼びかけ、向かいに住む伊藤さんも消火器を持って駆けつけた。3人の連携で火元は消火された。火災発生時、火元の家人は不在で、迅速で確実な通報および初期消火が遅れていれば延焼が拡大した恐れがある。
柿坪晴彦さんは「お互いに助け合う意識を持つことの大切さが今回の連携でよく分かりました」と話し、伊藤さんは「念のために置いてあった消火器が役に立って良かったです。近所の人たちにも消火器を備えておくよう言おうと思います」と話した。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2010/09/22