マチゴト川柳 2013年間大賞は渡辺栄さん
2013年のマチゴト川柳年間大賞が、豊中市在住の渡辺栄さんに贈られた。年間大賞は2013年に掲載された句の中から、選者の田中螢柳さんが選んだ最も優れた作品。他に佳作2句を選出した。
◇大賞・渡辺栄さん
あるがまま拗(す)ねて笑って冬の虹(マチゴト49号掲載、題「拗ねる」)
◇佳作・中谷敦子さん
正直になれそう素顔になった日は(マチゴト47号掲載、題「素顔」)
◇佳作・佐々木弘子さん
定年の日まで支えたお弁当(マチゴト56号掲載、題「弁当」)
【田中螢柳さんの講評】
拗(す)ねているかと思えばもう笑顔になっている。見上げる空に、そんな人間の喜怒哀楽を見つめ励ます冬の虹。あるがままの人間の一面を巧みに、そして詩的に表現。佳作2句も人間を見つめ、人生を振り返る佳句。
川柳の3要素「穿(うが)ち、軽み、滑稽(こっけい)」に、人間と人の世を、時に鋭く、時に優しく、ある時はドラマに、詩にのせて詠んだ作品をお寄せください。
更新日時 2014/01/15