梅だより⑲大阪大学豊中キャンパス
大阪大学豊中キャンパスの正門から入り、基礎工学部国際棟の前にある池のほとりに、「正田建次郎先生記念の梅」と名づけられた梅林がある。20本近い白梅で、やや盛りを過ぎているが、地面に散った花びらも美しい。
正田さんは日清製粉グループの創業者、正田貞一郎さんの次男で、大阪大学の総長も務めた(専門は代数学)。大学によると、正田さんは梅の木が好きで、亡くなった後、弟子たちが正田さんをしのんで梅の木を植えた。梅林には石碑があり、1982年に建てたことが記されているという。(梶川伸)
更新日時 2011/03/08