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豊中市の消防活動統計、火災は4年連続100件以下、救急は増加傾向

活動の様子

 豊中市消防局は2018年に発生した火災や救急などの出場件数や原因別件数などをまとめた「平成30年消防活動統計」を発行した。
 火災件数は74件で4年連続で100件を下回り、死者も前年に比べ6人減少し2人。一方、救急件数は2万4808件、うち搬送人員は3万2368人で、前年に比べ出場件数で981件、搬送人員で685人増加し、いずれも9年連続で増加した。能勢町の消防事務を受託したことから、統計は能勢町での発生件数なども含んでいる。

【火災概要 】
◇火災件数は 4 年連続で 100 件を下回る
・火災件数は 74 件(前年比 21 件減少)で、4.9 日に 1 件の割合で火災が発生したことになる。
◇豊中市
・火災件数は63件で、前年に比べ25件(28.4%)減少。
・出火原因別に見ると「放火・放火の疑い」と「たばこ」が 10 件、「こんろ」が 9 件など。
◇能勢町
・火災件数は 11 件で、出火原因別に見ると「たき火」7 件、次いで「放火・放火の疑い」2 件、「電気機器」が 1 件など。

【救急概要】
◇救急件数は引き続き増加傾向 約 21.2 分に 1 件の出場
・救急出場件数は、 2 万 4,808 件で、うち搬送人員は 2 万 2,368人。
◇豊中市
・出場件数は 2 万 4,164 件、うち搬送人員 2 万 1,759 人で、前年に比べ出場件数で 970 件、搬送人員で 674 人増加。
・事故種別ごとでは「急病」、「一般負傷」、「交通事故」などの順。
・年齢別の搬送人員は満 65 歳以上の高齢者が約 59.8%で過半数を占めている。
◇能勢町
・出場件数が 644 件、搬送人員は 609 人。

【救助概要】
・救助出場件数は 453 件(うち救助活動件数は 275 件)。救助人員は 165 人。いずれも前年に比 べ、救助出場件数は 43 件(うち救助活動件数は 34 件)、救助人員は 22 人増加。
◇豊中市
・救助件数が 440 件で、事故種別ごとでは「建物等による事故(安否確認のためのドア等の開放を含む。)」が 145 件で最も多く、これによる救助人員が 93 人。
◇能勢町
・救助件数が 13 件で、事故種別ごとでは「風水害等自然災害事故」、「建物等による事故」、がそれぞれ 2件となり、これによる救助人員が「風水害等自然災害事故」3 人、「建物等による事故」2 人。

【警戒概要】
・火災、救急及び救助以外の警戒事故において、消防隊が出場した件数は 2,266 件で、前年に比べ173 件の減少。
◇豊中市
・2,163 件発生し、事故種別ごとにみると救急隊の支援や補助など救急活動に関連する出場が1,124 件で半数以上を占め、その中でも「救急隊の活動支援(救急処置の支援等)」が 709 件で最も多く、救急活動に関連するもの以外では、「消防用設備等(非火災作動等)」が 352 件となっている。
◇能勢町
・103 件発生し、事故種別ごとにみると「救急隊の活動支援(救急処置の支援等)」が 37 件で最も多く、「救急隊の安全管理(交通事故やドクターヘリ要請時等の安全管理)」は 35 件で前年に 比べ 1 件増加した。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2019.02.06






更新日時 2019/02/06