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逸翁美術館で書道コンテスト

丁寧に講評をする小林逸光さん

 池田市の逸翁美術館マグノリアホールで19日、美術館が主催した書道コンテストの講評会及び表彰式が行われた。これは3月6日まで開催されている早春展「古筆と平安の和歌 -料紙と書の美の世界-」にちなんだ形で、池田市内の中学・高校生、一般の書道愛好家たちを中心に作品を募集。109点の応募があった。

 講評は薬師寺東京別院書道講師の小林逸光さんが、すべての作品1点ずつ丁寧に行い、良い点、悪い点を分かりやすく解説。参加者はメモを取ったり、指で書き方をまねするなど、熱心に聞き入った。

 伊井春樹逸翁美術館館長は「文字は単なる記号ではなく、心を伝えるもの。今後もますます書に親しみを持ち、愛していってほしい」とあいさつ。小林逸光さんは「中学生の作品を見て、非常にまじめに取り組んでいるなと感じた。上達には古典の臨書が大切なので、これからも続けてほしい。また、近隣の学校も国語教育や書道に力を入れていってほしい」と話した。

 逸翁美術館は今後も展覧会にちなんだ参加型のイベントを開催する予定で、春季展「与謝野晶子と小林一三」(会期4月2日~6月12日)では、短歌コンテストを企画しているという。(礒野健一)

逸翁美術館

更新日時 2011/02/19


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