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市軸稲荷神社にお多福のくぐり門

境内を出入りする通路にくぐり門があります

 2月3日の節分を前に、豊中市刀根山2、市軸稲荷神社(寸田高則宮司)で、「お多福のくぐり門」が設置されている。冬の風物詩として、地元住民にも親しまれていて、参拝者は福を授かるようにと、お多福のふくよかな笑顔をかたどった門をくぐっている。くぐり門は2月3日まで。
 市軸稲荷神社はご神体であるお多福神像にちなんで、1957年から毎年、節分の時期に、鳥居の前にお多福のくぐり門を設置している。門は高さ約3メートル、幅約2メートルの板で作られ、お多福の中央下部にあるくぐり門には約1.2メートル四方の観音開きの扉が設けられている。左右には、参拝後に短冊を付けたかんざしを挿すための大根が15本ずつ束ねてつるされている。
門をくぐって境内に入り、短冊に名前や年齢などを書いてかんざしに結ぶ。そのかんざしを頭に挿して願いを思い浮かべ、「頭いた、頭いた、頭いた」と3回唱えながら、お多福神像を参拝。帰るときに門の前につるされた大根にかんざしを挿して奉納する。寸田宮司は「地域の伝統ある行事。一度参拝してもらえれば」と来社を呼び掛けている。
 神社では2月3日に節分祭が行われ、普段は社殿内に祭られているご神体のお多福像も特別に公開される。また、午前11時からは参拝者に自家製の甘酒が振る舞われるほか、午後7時からは神事が行われ、約7000個の大豆を使用した厄払いの豆まきがある。問い合わせは市軸稲荷神社06-6857-3618。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2018.02.01

更新日時 2018/02/01


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