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ちょっと味見を(1068) 竹泉純米大吟醸

竹泉純米大吟醸

 正月用に娘婿が届けてくれた酒は、兵庫県朝来市、多治米(たじめ)合名会社の竹泉純米大吟醸だった。ちょっと辛めで、口に含んだ時は1度切れるのだが、優しい残り香が長く続くような気がする。
 僕は日本酒が好きだが、娘婿はあまり飲まない。お礼を言ったが、それには彼が思ってもみないわけがあった。
 10年程前、この酒蔵を取材させてもらったことがあったのだ。当時30代だった社長の言葉が印象に残っている。「一粒の米にも無限の力がある」「たくさんの人に飲んでもらうよりも、1人にたくさん飲んでもらう酒を造りたい」。そして純米酒の飲み方についても教えてもらった。「ぬるかんにして、1合につきコップ1杯の水を飲む。しっかり発酵していれば、かんをしても味が崩れない」(梶川伸)2018.01.03

更新日時 2018/01/04


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