このエントリーをはてなブックマークに追加

豊中市と熊本県菊陽町と災害時相互応援協定を締結

調印式の様子

 豊中市は2月10日、大阪空港の就航先都市である熊本県菊陽町と災害時相互応援協定を締結した。
 2016年4月の熊本地震の際、大きな被害を受けた菊陽町へ、豊中市は空路で支援物質を届けたり、災害見舞金の贈呈などの支援を行った。こうした経過や災害時の熊本空港の重要性を改めて認識し菊陽町から豊中市へ協定の協議提案があった。
豊中市が大阪空港の就航先都市と協定を締結するのは、2010年の島根県隠岐の島町に始まり、菊陽町で9市町村となる。協定により、災害発生時に食料、飲料水、生活必需物資などの提供や援助、医療、防疫のほか、施設の応急復旧などに必要な物資の提供、職員の派遣などの相互応援を行う。
 調印式は豊中市役所であり、淺利敬一郎市長、後藤三雄町長ほか関係者12人が出席。淺利市長が「昨年の熊本地震では、大きな被害を受けられ、本市からも支援物資の提供などの支援ができました。本日、災害時相互応援協定を結ぶことにより、災害時にはより一層円滑に応援活動が進められます」とあいさつ。後藤町長は「今回の地震の際には、支援物資を送っていただいたり、昨年9月の田中副市長訪問時には阪神・淡路大震災での復旧活動の話などを聞くことができました。今回の地震で、災害時の応援協定の必要性を改めて認識しました。今後、いろいろな面で協定内容に基づいて協力しあいたい」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2017.02.13

更新日時 2017/02/13


関連地図情報