このエントリーをはてなブックマークに追加

豊中市消防局で国際消防救助隊の登録隊員の交代式

国際消防救助隊の旗を受取る西村隊員

 豊中市消防局(井ノ本学局長)は1月18日、国際緊急援助隊(JDR)の一員として海外の被災地に派遣する国際消防救助隊(IRT)の隊員の交代式を、同局で行った。
 救助隊は、人命救助や救急救命の業務に携わっている職員の中から局長が任命するもので、任期は2年。隊員は6人。今回の交代式では、旧隊員のうち1人が退き、新たに1人を任命。他の5人は引き続き任命を受けた。西村達也隊員は「日々の訓練に励み、海外での活動に向けて準備していきたい」と決意を述べた。
海外で大規模災害が発生した場合、援助要請の打診があれば積極的に協力しようと、国は1986年に「愛ある手」の愛称の救助隊を整備。同年にカメルーンの有毒ガス噴出災害に初めて派遣した。国際緊急援助隊の派遣に関する法律が公布、施行されたことを受け、援助隊の救助チームに編制された。救助隊の派遣実績は、2010年にマグニチュード6.3の地震が起きたニュージーランド南島の地震や、2015年にマグニチュード7.8の地震が起きたネパールの地震など計19件。
 交代式では救助隊の旗を旧隊員が返還し、西村隊員に授与。井ノ本局長は「海外には過酷な環境の場所もありますが、業務を全うできるよう今後も訓練に励んでください」と、新しく任期を迎える隊員に呼び掛けた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2017.01.20

更新日時 2017/01/20


関連地図情報