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第8回豊中市都市デザイン賞の表彰式

表彰式典の様子

 豊中市は1月13日、市立文化芸術センター(曽根東町)で、第8回豊中市都市デザイン賞の表彰式典をした。
 この賞は、魅力ある都市景観の形成を先導するデザイン性豊かな建物や、3年以上継続している活動を顕彰する。市民や企業などに景観に対する関心や理解を深めてもらうことを目的に5年ごとに実施している。
 市都市景観・屋外広告物審議会(加藤晃規会長、15人)で選考を行い、建物部門と活動部門それぞれ6件ずつの計12件の受賞物件を決定した。建物部門で受賞した「村田マンション アーティストコート(豊南町西)」の設計者で、表彰式典に参加したRYU建築設計事務所の松村龍也さんは「評価してもらいとても喜んでいます。これからも魅力ある景観の建物を計画していきたい」と話した。
 豊中市は1987年に緑豊かな生活文化創造都市を景観の観点から推し進めるため、豊中市都市景観形成基本計画を策定。2014年に良好な景観形成のため、「意識を景観に向ける」「人材を育成する」「景観まちづくりの推進」を取り組みの3本柱として定めた豊中市都市景観形成マスタープランを策定した。
この賞は、市内のデザイン性豊かな建物や活動を広く募り、秀でたものを表彰することで、まちなみ形成への波及効果や施行者らの意識の高まりにつなげることを目的に開催している。今回表彰した建物部門は、周辺地域に調和した建物を評価した「村田マンション アーティストコート」などの6つの建物。活動部門は、千里ニュータウン開発当時から良好な住環境を継承している新千里南町2丁目西自治会の「地区計画・都市景観形成推進地区」などの6つの活動となった。
 表彰式典では、淺利敬一郎豊中市長が各代表者に表彰状や記念品を手渡した。その後、加藤会長がスクリーンに写した受賞作品とともに講評を発表した。市は「こういった取組みを通じて、1人でも多くの人に景観への興味や関心を持っていただき、魅力あふれるまちづくりにつながればうれしい」と話している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2017.01.19

更新日時 2017/01/19


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