池田での文人たちの交流を知る「蝸牛廬文庫資料展~池田を訪れた文人たち~」開催中
池田市の歴史民俗資料館(五月丘1)の企画展「蝸牛廬(かぎゅうろ)文庫資料展~池田を訪れた文人たち~」が17日(金)、始まった。2011年2月13日(日)まで。
「蝸牛廬文庫」は、池田市の郷土史家・故林田良平さんが所蔵していた古文書や書籍、書画軸、短冊、一枚摺、絵図などの貴重な地域文化資料。
今回の企画展では池田を訪れた文人たちの作品が中心となっている。江戸時代の大坂の漢学塾懐徳堂の預人兼学主で文化的なリーダーともいわれた中井竹山(なかいちくざん、1730~1804年)筆の漢詩「遊呉山詩(ゆうごさんし)」や、大坂の漢詩結社混沌詩社に参加していた頼杏坪(らいきょうへい、1756~1834年)筆の漢詩「憶商山先生七絶(おくしょうざんせんせいしちぜつ)」など33点を展示。
歴史民俗資料館の高野弥和子さんは「この企画展から多くの文人がこの地を訪れ、多彩な文化活動が展開されたことが分かると思います。このような池田がもつ豊かな歴史的、文化的特性を感じとっていただければ」と話している。
展示は午前10時~午後6時。毎週月曜、火曜日休館。年末年始は12月27日(月)~1月4日(火)まで休館。歴史民俗資料館072-751-3019。 =情報提供・池田市
(進藤郁美)
更新日時 2010/12/17