このエントリーをはてなブックマークに追加

逸翁美術館が小林一三の生地を韮崎市へ寄付

伊井春樹館長(左)と韮崎市商工観光課の五味秀雄さん

 逸翁美術館が管理してきた小林一三の山梨県韮崎市の生地(851.95平方メートル)を、韮崎市へ寄付することとなり、16日午前10時半から逸翁美術館マグノリアホールで会見が開かれた。

 生地は1971年から阪急が韮崎市へ無償で貸していたが、この度、公益財団法人へ移管するための資産整理の一環として寄付することとなった。現在、生地は「にらさき文化村」として整備され、地域住民のコミュニティの場として活用されている。

 韮崎市商工観光課の五味秀雄さんは「寄付は大変ありがたいお話。来年、韮崎駅前にできる市民交流センターには、郷土の偉人を紹介するコーナーも設けられ、市民にもっと小林一三のことを知ってもらえるようになる」と話した。逸翁美術館の伊井春樹館長も「11月に山梨県立美術館で開催された『小林一三の世界展』は、一カ月の開催期間に1万5千人が訪れる盛況だったと聞いている。これを機会に、相互文化交流ができれば」と期待を示した。(礒野健一)

逸翁美術館 小林一三

更新日時 2010/12/16


関連地図情報