猪で招福千社札福巡り
池田を舞台にした古典落語「池田の猪(しし)買い」にちなみ、池田市の本町通り周辺の6店舗が、1月9日に「猪で招福千社札福巡り」を催す。
こいし歯科では恒例の「手水(ちょうず)寄席」が開かれ、2010年の社会人落語日本一決定戦で3位となった立つ家猿之助さんによる「池田の猪買い」の高座が行われる。正午と15時、入場無料。
パティスリーヤマキでは、落語「ちりとてちん」にちなんだ1店1席メニュー「ちーずとてちん」に、かわいい猪が乗った「瓜坊(うりぼう)ちーずとてちん」が販売される。豆乳を使ったチーズケーキで、栗やヘーゼルナッツチョコもあしらわれている。1個350円。
落語みゅーじあむの東にあるインテリアカワムラでは、ムートンなど動物の毛を素材とした冬に暖かい装飾品を販売するほか、近代建築家・辰野金吾が設計した店舗の特別見学会も開かれる。元は銀行として使われていたため、厚さ25センチの扉を持つ金庫などが見所だ。
サカエマチ商店街の河西喜昇堂は、宝塚歌劇スターの千社札コレクションを披露。本町通りのビリケンさん横の田中陶器では、たくさんの猪口(ちょこ)コレクションが並ぶ。
本町通り西端のカフェルージュでは、丹波産の猪をふんだんに使った「特製猪汁」が提供される。猪肉のほか、サツマイモや大根、ニンジンなどたっぷりの野菜が入った汁は、おにぎりと1品が付いて500円。
参加6店舗のイベントに参加すると、猪のイラストが描かれたオリジナルの千社札シールがもらえる。6種類すべてそろえて、年の初めの福を集めよう。(礒野健一)
更新日時 2011/01/03