豊中市の3駅の前で美化キャンペーン
11月は豊中市の「美化推進重点地区強化月間」で、市や市民団体などでつくる「豊中市まちを美しくする運動連絡会議」(会長=淺利敬一郎・豊中市長)は11月4日、「クリーンとよなか・投げない・捨てない・汚さない」を標語に、美化推進重点地区に指定した千里中央駅周辺など市内3カ所で美化キャンペーンをした。千里中央駅周辺では、淺利市長のほか、同市職員や事業者な185人が参加。駅周辺の清掃を行ったり、道行く人にポケットティッシュを配ったりするなど、まちの美化を呼び掛けた。
豊中市は、たばこの吸い殻やポイ捨て、犬のふんの放置などをなくし、美しいまちづくりを進めようと、2005年11月に阪急電鉄の豊中駅周辺と庄内駅周辺を、2011年4月には北大阪急行および大阪モノレール千里中央駅周辺を美化推進重点地区に指定した。3地区では市職員が巡回し、美化清掃やポイ捨てに対する指導を行うなど、美化を推進している。また、2006年には美化推進重点地区協力員制度「まち美化名人・びかめいと」も創設した。これら3カ所の美化重点地区で、ポイ捨てなどを「しない人づくり」・「しにくい地域づくり」をPRするためにキャンペーンを実施してきた。
千里中央駅周辺ではジェイコムウエスト豊中・池田局や北大阪急行の事業者のほか、市民団体・西丘男ボラの会や市職員らが参加。火ばさみとごみ袋を手にして、道端や溝に捨てられた紙くず、たばこの吸い殻、空き缶など拾って歩いたほか、道行く人にポケットティッシュを配り、街の美化を訴えた。活動に参加した喜多衛さんは「仕事で関わりが深いこの街をきれいに保っていくとともに、多くの市民の皆さんにまちの美化を呼び掛けたい」と話した。 キャンペーンの成果は、可燃ごみ70キロ、不燃ごみ40だった。
写真1:通行者にまちの美化を呼び掛ける淺利市長
写真2:千里中央駅周辺の歩道沿いのごみを拾う喜多さん
写真3:ポイ捨て禁止と書かれたポケットティッシュを配る市職員
更新日時 2016/11/07