ホンジュラスへ派遣される齊藤和美さんと派遣を終えた帰国した本沢さとみさんが豊中市役所に報告
国際協力機構(JICA)の実施する青年海外協力隊としてホンジュラスへ派遣される豊中市の齊藤和美さんと、同国へ派遣され帰国した本沢さとみさんが9月21日、豊中市役所を訪れ、淺利敬一郎市長に報告を行った。
エイズ・感染症対策として派遣される齊藤さんは「看護師の経験を生かして、現地では、ジカ熱など蚊による感染症が深刻な状況で、まずは地域の生活に慣れて地域の人と一緒にコミュニケーションをとりながら、感染症予防を考えていきたい」と話した。また、助産師として任務を終えた本沢さんは「配属された現地の保健所は、まちの医院のような存在。10代20代の若年層妊婦が多く、現地の看護師とともに保健指導の改善を行い、母親教室の実施回数を増やし、妊婦へ参加を呼び掛けるなどしました。これらの経験を生かし、 地域に密着した看護をしていきたい」と志高く語った。
齊藤さんは、国立病院機構刀根山病院(豊中市刀根山5)で勤務するうちに、感染症に興味を持ち、世界に広がるたくさんの感染症から多くの人たちの健康を守りたいとの思いを持った。ホンジュラスのエスぺランサ市保健所に派遣され、エイズやさまざまな感染症への対策に取り組む。また、任務を終えた本沢さんは、テウパセンティ市保健所で、妊婦を対象に妊娠・出産についての保健指導の整備や教材づくりなどを行ってきた。
齊藤さんは26日に現地へ出発し、2年間の任務に就く。また、本沢さんは6月30日に帰国、2年間の任務を終えた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.09.21
更新日時 2016/09/21