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とよなか大学院を2017年度に設置、地域課題の解決に取り組む人材を育成

 豊中市は、地域の課題解決に取り組む人材を育成と、実践のプログラムを提供する学びの場「(仮称)とよなか大学院」を、2017年度に開設する。開設に 向けての準備の一環として、地域課題を共有したり、大学院について意見交換したりする公開研究会を8月4日にスタートさせた。
 研究会は5回開催する。市内でひとり親家庭の支援や若者の自立・就業サポートなど、さまざまな地域課題の解決に取り組む人たちを講師に招き、活動のきっかけや運営の工夫、課題解決のために地域に求められる人材などの話を聞く。また大学院のカリキュラムなどについて、市民を交えて意見交換をする。
第1回公開研究会では、市内で子ども・若者の居場所づくりの拠点として「しょうないガダバ」を運営する代表・小池繁子さんが、社会と接点を持つことで貧困に陥ることが防げられることや、適切な支援につなぐためにさまざまな専門家とつながりをもつことの大切さなど現場の生の声を語った。 9月から10月に4回の公開研究会を実施し、大学院の開設に向けた準備を進める。
とよなか大学院は、地域課題の解決を実践する人材の育成を目的に、学習と実践のプログラムを提供する学びの場として開設する。対象は市民ら20人程度。17年度から 1年度ごとに実施する。:課題の設定から企画・計画づくり、実践まで取り組むカリキュラムを予定している。研究会をはじめ、開設に向けた準備業務は有限会社協働研究所(豊中市、与那嶺学・代表取締役)に委託している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.09.07

更新日時 2016/09/07


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