中学生ダンサー、山本恭華さん 夢は世界のKYOKA
放課後は毎日、梅田のダンススタジオに通い、午後11時まで基本レッスンを受ける。舞台やイベントを控えている時は、基本レッスンを受けた上でさらに練習をする。時には午前5時まで続くこともある。
山本恭華(きょうか)さんは、豊中市立第十八中学校の2年生。学業の傍ら、ヒップホップダンサー、KYOKAとして、テレビや舞台、イベントなどで活躍している。
小学校2年生の時にダンスを習い始め、ダンス教室で出会った仲間と一緒にコンテストに挑戦するようになり、数々のコンテストで優勝してきた。2009年は「全日本スーパーキッズコンテスト」で入賞を果たした。
「踊る時に一番大切にしているのはグルーヴやフィーリング」
グルーヴとは、音符や拍子では表現できない高揚感や“ノリ”のこと。理論的に割り切れないだけに、身につけるには練習や経験を積み重ねなくてはならないが、努力は結果につながると信じている。
「踊るのは楽しいし、コンテストに優勝した時の嬉しさは魅力」
今の悩みは、仕事と学業の両立。授業についていくのは大変だが、卒業後はダンスの専門学校ではなく、普通高校に進学したいと考えている。
「ダンス漬けの毎日だから、学校では気持ちを切り替えたい」
取材中、恭華さんは何度かダンスの練習を「修行」と表現した。厳しい練習を続けられるのは夢があるからだ。
「将来は海外でも活動したい。世界のどこに行っても“ダンスのKYOKA”とわかるように」
(早川方子)
更新日時 2010/12/02