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服部天神宮・夏天神祭

夏天神祭の行灯

 足の神様として知られる服部天神宮(豊中市服部元町1、加藤芳哉宮司)で8月24
日、25日、「夏天神祭」が開かれている。23日には、「行灯(あんどん)展」の準備が行われた。Jリーグ・ガンバ大阪の選手や地域の幼稚園児らが描いた絵や書、計275枚が約1143個もの行灯の両面に張られ、本殿横に奉納された。祭の期間中、午後4時に点灯され、幻想的な雰囲気を醸し出す。
祭は、菅原道真(845~9033)の月命日である25日に各地で行われている天神祭
の1つで、江戸時代末期から続く伝統行事。
神職と敬神婦人会がこの日までに、ガンバ大阪所属の遠藤保仁選手らの直筆サインや地域の幼稚園児たちが作成した花火の絵などを、行灯(縦25センチ、横35センチ、奥行き18センチ)の外側2面に張り付け、高さ約3メートルの支柱に取り付けた長さ約4メートルの木枠5本に行灯をつるした。
 25日午前10時から足の病気治癒や健脚を祈って、「足の守護祈願大祭」が行われ、全国から参拝者がやって来る。神職が身代わりの人形で参拝者の足をさすり、縦5センチ、横4センチのわらじに約20センチメートルのストラップが付いた「特別わらじ御守」が授与される。
 また午後7時から、境内の特設舞台で鉦(かね)や太鼓のリズムに合わせて家内安全や無病息災、平和を祈って踊る「だんじりばやし」が奉納されるほか、最寄りの阪急服部天神駅前から同天神宮までの参道に約200の露店が並ぶ。だんじりばやしの前に午後5時から雅楽演奏の奉納と、大阪音楽大学(庄内幸町)の学生によるジャズの演奏も行われる。
加藤宮司は「無病息災などを祈り、夏の終わりの最後の夏祭りにご家族の皆さ
んで来てほしい」と話している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.08.24

更新日時 2016/08/24


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