夏休みの親子がエコクッキン グ
夏休み中の小学生の親子を対象に、食材をむだにしない工夫を学ぶエコクッキン
が8月3日、豊中市すこやかプラザ(岡上の町2)で開かれた。2015年度に実施された豊中エコレシピコンテストでグランプリを受賞した「エコパエリア」をメニューに、市内の農家から調達した旬の新鮮な野菜を使って、食材をむだなく使い、おいしい料理をつくるコツを学んだ。
参加した平井心海さん(泉丘小学校3年)は「ニンジンが皮付きだからか切るのが硬かったけど、野菜を切るのが楽しかった」と話し、母親の順子さんは「ニンジンのヘタの部分に栄養があることを教えてもらったので、家でも捨てずに食べようと思った」と感想を述べた。
この催しは、食品ロス削減について各家庭で子どもと一緒に意識を向けてもらお
うと開催している。今回は、エコパエリアでグランプリを受賞したSMILE編集部を講師に迎えた。編集部は、子育て中のママたちが集まり、子育てに役立つ地域情報誌を作っている市民活動団体。
8組17人の親子が参加した。地産地消にも意識を向けてもらおうと、市内産の米やパプリカ、朝採りのオクラなど新鮮な野菜を使い、調理をスタート。講師から、ニンジンはたわしで洗って皮をむかずに使うことや、ツナ缶の汁も捨てずにスープに使うなど調理ポイントの説明があり、エコパエリアと乾物サラダの調理に取り組んだ。調理終了後、「トマトやパプリカがおいしい」などと歓談しながら、出来上がった料理を味わった。
参加した今西晃大さん(上野小学校3年)は「料理は初めてだったけど、切るのが楽しかった」、母親の明子さんは「野菜を洗う前に汚れを落とすことや水を流しっぱなしにしないなど、これから気を付けようと思った」と話していた。
減量推進課の上野有子主査は「皆さん一人一人が食品を無駄にしない意識を持って、少しずつ取り組んでいただければと思います」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.08.04
更新日時 2016/08/04