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豊中市立西丘こども園が千里青雲高校生とサツマイモづくり

サツマイモ畑で農作業

 豊中市立西丘こども園(新千里西町、吉川奈美園長、147人)の園児30人が6月23日、近くの千里青雲高校(新千里南町、西山兆子校長、839人)の生徒18人と、高校の一角に作られた約30平方メートルのサツマイモ畑で、畝のかさ上げや草抜きなどを行った。園児らは高校生に土を掘る方法などを教えてもらい、「早く大きくなってね」などと言いながら、農作業を体験した。
 園児に年齢の違う高校生と一緒にサツマイモ作りをすることを通して、食と自然の大切さを学ぶとともに、栽培の喜びや大変さなどを感じてもらおうと、こども園が4月から実施。5月にサツマイモの苗の植え付けをした。
 この日は園児がまず、畝のかさ上げや草抜きをする理由や方法などを千里星雲高の先生から教えてもらった。そして軍手をはめてスコップを持ち、2つのグループに別れ、畑へ。高校生から「苗を傷付けないように土を盛ろうね」と話し掛けられながら、園児は畝の両脇にある土を盛った。その後、周囲の雑草を丁寧に抜き、持ってきたじょうろで水やりをして、作業は終了した。
吉川園長は「普段話す機会の少ない高校生と触れ合いながら、園児たちがマナーや自分の役割を学ぶことはいい経験。お互いに協力し合いながら、サツマイモを育ててほしい」と話している。また、千里星雲高の山下宏明教諭は「生徒たちには、園児と直接触れ合って、サツマイモの成長とともに、園児の成長や変化を感じてほしい」と話していた。
 今後、園児らは1~2週間に1度水やりなどを行い、11月ごろには収穫をし、ふかしイモなどにして食べる予定。
=情報提供・豊中市(梶川伸)

更新日時 2016/06/25


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