豊中市が宅地防災パトロール
宅地防災月間(5月)期間中の5月24日、豊中市は市内の工事現場で「宅地防災パトロール」を実施した。大雨などで宅地造成地の地盤が緩み、土砂が流出して周辺の住宅や道路などに被害が発生するのを未然に防ぐためのもので、市の関係部局の職員が現場を回り、施工業者とともに危険箇所や安全の確保について確認した。
パトロールには、市の都市計画推進部、都市基盤部、上下水道局の職員計7人が参加。曽根東町2の大規模マンションの開発工事現場を調査した。降雨時に土砂が区域外に流れ出ないよう設置する土のうがきちんと常備されているか、工事区域に雨水を排出する排水路の維持・管理がされているかなど、施工業者とともに点検した。また、現場内外の清掃や防塵対策を行っているか、周辺道路で不法駐車をしていないかなど、府が定めている宅地災害防止計画に基づいて、現場の安全確認を行った。今回のパトロールの結果、危険個所は確認されず、安全対策についても不十分な点はなかった。
市開発審査課は「突発的な大雨が増えています。現場での防災管理に努め、事故が起こらないように備えてほしい」と、大雨による災害防止に万全を期すよう注意を呼び掛けた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.05.26
更新日時 2016/05/26