梅花高校で選挙の出前授業
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることに伴い豊中市は5月16日、豊中市上野西1、梅花高校(太田仁校長)で、3年生375人を対象に、選挙のしくみや大切さを知ってもら出前授業を行った。
講師は学生団体ivote関西大阪エリア前代表の谷川真穂さん(関西学院大学3回生)。選挙の制度や意義などを生徒たちに問い掛けながら説明した。授業を受けた生徒たちは「何のために選挙があるのか、知らないことがたくさんあった。選挙に行こうと思った」と話した。
市は2015年6月の公職選挙法改正にともない、18歳以上の新有権者となる若者に、学校での主権者教育を進めてもらおうと、2016年度から出前授業を開始。今回の私立梅花高校での出前授業が初回となった。
ivote関西は若い世代の政治参画の促進、投票率と投票の質の向上を目的に、2014年に京都で設立され、2015年秋から大阪府内でも活動を開始した。これまで、大阪府内の中学校、高校へ出前授業やワークショップを行っている。今後も大商学園高校などでも出前授業を行う予定。
出前授業は梅花学園講堂であった。最初に講師の谷川さんが、政治の印象について問うと、生徒たちから「難しい」「堅苦しい」などの意見が出た。谷川さんは生徒たちと年齢も近く、自身のことを話しながら、政治や選挙について分かりやすく生徒たちに説明し、最後に「これからは若者の声が大切。興味があることから始めよう」と締めくくった。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.05.18
更新日時 2016/05/18