豊中市社協が「豊中あぐり塾」の受講生を募集
豊中市社会福祉協議会(永井敏輝会長)は、豊中市岡町南1にある土地を有効利用した都市型農園を拠点に、60歳以上の男性を対象に農作業などを通じて福祉の担い手を育成する「豊中あぐり塾」の受講生を募集している。野菜の栽培や直売など都会にある農園を運営しながら、ボランティアについて学ぶ取り組みで、西日本では初めて実施される。
塾は5月17日から7月5日までの全8回。参加費は5000円。申し込みは電話で社協協内の豊中あぐりプロジェクト事務局06-6848^1279へ。
今回の取り組みは、地域活動に参加することに戸惑いのある定年退職後の男性に、農作業を通じて人とのつながりの大切さを理解してもらうとともに、ボランティア精神を育み、地域福祉の新たな担い手になってもらうのが狙い。土地の広さは約370平方メートル。
講座は5月17日から毎週火曜日の午後に実施。市花とみどりの相談所の職員などが講師となり、ナスやトマトなど夏野菜の育て方や土づくりを教える。野菜作りのほかに、ボランティアを行っている人から体験談を聞いたり、車いすの押し方などを学んだりする。
社協は「これまで会社に勤め、効率よく生きてきた男性に、手間ひまかけて一緒に野菜を作ることで、人とのつながりの大切を知ってもらい、いずれは地 域福祉の担い手になってもらえれば」と話している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.05.10
更新日時 2016/05/10