土木職への就職をめざす大学生などを対象に豊中市が見学会
豊中市は4月25日、市の土木職への就職をめざす大学生などを対象に、土木に関わる行政の現場を見てもらう見学会を開催した。参加したのは大阪大学や関西大学などの大学生計7人。
市の職員が現在耐震化工事を実施している寺内配水場(東寺内町)や今後補修・耐震化工事を予定している千里橋(新千里西町)、千里中央駅前広場(新千里東町)、市道穂積菰江線(庄内西町5丁目交差点付近)の4か所を案内した。参加した関西大学4年生、中川元気さんは、「教科書でしか知らなかったことを実際に工事現場で見ることで、仕事を具体的にイメージすることができた」と話していた。
豊中市は、全国的に人材不足が懸念されている技術職員を確保しようと、2015年から大学生などへの現場見学会を開始した。今回は市役所別館(北桜塚)に集合。豊中市が高校野球などアマチュアスポーツ発祥の地であることなど市の概要のほか、現在取り組みを進めている上下水道事業などの説明を受けた。その後、バスで移動し各現場をじかに見学。千里中央駅前広場では、北大阪急行電鉄が延伸された時のバスやタクシーの交通需要をふまえたバス停など交通施設の今後の整備について市職員から説明があった。
市交通政策課は「土木職の魅力を伝える場として今回開催した。行政の技術者がどのような仕事をしているのか、最前線で働いている人の仕事を見て魅力を感じてもらえればいい」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.04.26
更新日時 2016/04/26