このエントリーをはてなブックマークに追加

軽消防車を寄贈した尾西良一さんに豊中市が感謝状

感謝状を受け取る尾西さん

 豊中市は3月18日、9台の軽消防自動車を市消防局に寄贈した尾西良一さん(若竹町2)に感謝状を贈った。尾西さんは「消防車の出動が少ない方が良いことだが、寄贈した消防車は小回りが利くので、消火活動に役立てばうれしい」と話した。
尾西さんは小学校に進学する前に父親を亡くし母子家庭で育った。小さいころから、母親に「健康で裕福であるなら、困っている人を助けることができる大人になりなさい」と教えられた。その教えを守り、高齢者や障害者などを支援するため、市や日本赤十字社などに寄付をしている。2015年7月、他市で消防車が寄贈されるニュースをテレビで見て、今回の消防車の寄贈を考えついた。
 軽消防自動車は1台約270万円。タイヤの溝が深いオールシーズンタイヤを備えるともに、4輪駆動に切り替えることができ、災害時にがれきが落ちている悪路でも力強い走行が可能。また車両後部の荷台には、1分間に500リットルの放水能力がある小型動力ポンプを積載することができる。
 これまで市消防局には配備されておらず、今回北消防署(岡上の町1)と南消防署(庄内幸町5) 、7カ所すべての消防出張所に各11ずつ配備される。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.03.19

更新日時 2016/03/19


関連地図情報