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豊中市学校給食センターで食育イベント

給食で使用する食缶を持ち上げる子ども

 豊中市立走井学校給食センター(走井3)は3月8日、小学校入学を迎える子どもらとその保護者を対象にした食育イベント「知って・わかって学校給食」を開催した。給食が始まる学校生活を前に、給食を作っている現場を見学し、実際に給食を食べてもらうことで、給食に対する不安をなくし、理解を深めてもらおうと企画した。給食を試食する食育イベントを市が実施するのは、今回が初めて。
イベントには子ども15人とその保護者が参加し、調理する様子を見るコーナーや調理員の作業を体感できるコーナーを見て回った。センターの調理員が、給食を作る過程でだしを取っていることや、できる限り国産の材料を使用しているなどのこだわりを紹介。また
市環境部職員が、給食の食べ残しを減らそうと、保育所や幼稚園の年長児向けに作成した絵本「きょうのきょうしょくなーにかな」の読み聞かせを行い、子どもらは熱心に聞き入 また、給食として各学校へ配食されている黒糖パンやニラたまスープ、三色和えのほか、一番人気の鶏肉のバーベキューソースかけを試食した。会場には「おいしい」「もっと食べたい」という声があがっていた。
 4月に小学校入学を迎える子どもと参加した三浦千穂さんは「このイベントで、子ども
は残さず食べる大切さを学んだと思う。給食を試食するという貴重な経験を、小
学校で生かしてほしい」と話した。センターは「イベントを通じて、食育を学ぶとともに小学校入学への不 安を少しでもなくすことができればうれしい」と話した。
走井学校給食センターは、服部給食センターの老朽化に伴い新たに建設され、2
015年4月にオープンした。毎日約1万2500食が作り、21の小学校へ配送している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015,03.11

更新日時 2016/03/11


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