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豊中市環境部職員が防災訓練

木切れと布で作製した担架で救助する訓練

 豊中市環境部は2月29日、大規模災害や事故に遭遇したことを想定した防災訓練を猪名川流域下水道原田処理場(原田西町1)で行った。訓練には職員16人が参加した。
 職員は油圧ジャッキやバールを使いがれきの下敷きになった人を助ける救助訓練や、けがをした人を応急手当する救急訓練、手やスコップでがれきを除去する道路障害除去訓練をした。環境部は「業務で市内全域を巡回していることを生かして、万が一の災害に対応できるようこれからも防災訓練を続けていきたい」と話した。
 環境部は市内全域の一般廃棄物の収集業務を行っているが、災害発生時には救助・救急も必要不可欠であると考え、毎年1回普通救命講習を実施し、セーフティーネットの強化を図っている。
 今回の訓練は、今後想定される南海トラフ巨大地震や建物火災などの事故に備え、職員が迅速かつ的確に対応できる災害対応力の向上を図ろうと企画。また、他の部局との連携により災害に強いまちづくりを図っていくため、市消防局と都市基盤部の協力のも得て訓練をした。訓練に参加した同市環境業務課の日野満さんは「普段できない訓練ができていい勉強になった。いざというときに対応できるよう備えていきたい」と話していた。
=情報提供・豊中市2016.03.03

写真1:木切れと布で作製した担架で救助訓練をする職員
写真2:建設機械で集めたがれきをスコップで拾う職員
写真3:ロープの結び方を学び救助に使われることを教わる職員

更新日時 2016/03/03


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