豊中のヒメボタル生息地を特別緑地保全地区に指定
希少なヒメボタルを守ため豊中市は2月29日、にを守ため、豊中市春日町2、3丁目のヒメボタル生息地約1ヘクタールを、都市緑地法に基づく特別緑地保全地区に指定した。特別緑地保全地区の指定は大阪府内で4軒目。
特別緑地保全地区は、住民の健全な生活環境を確保するための動植物の生息地または生育地として、保全する必要がある緑地などの4保全を目的としている。この地区内では建築や宅地の造成、木材の伐採などが4制限される。一方で、土地所有者は相続税などの優遇措置を受けることができる。
ヒメボタルは生涯を陸で過ごす希少なホタル。体調は6~9ミリ。成虫の雄は飛べるが、雌は飛ぶことができない。4都道府県で絶滅危惧種、大阪府を含む8都道府県で準絶滅危惧種に指定されている。豊中市では5月から6月にかけて、成虫の発光が見られる。
豊中市は1992年度にヒメボタル保全区域に指定した。2002年には豊中市民環境会議アジェンダ21自然部会、地元自治会(春日町3丁目蛍会)や市も加わって「ヒメボタル保護者会」を組織し、竹の間伐や草刈り、餌になる巻き貝の育成などの保全活動をしている。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.02.29
更新日時 2016/02/29