豊中市消防局が2015年の消防活動統計まとめる
豊中市消防局(井ノ本学 消防局長)は、2015年に発生した火災や 救急などの出場件数をまとめました。市内での火災件数は87件で前年に比べ23件減少した。概要は以下の通り。(2015年4月から能勢町の消防事務を受託したことに伴い、数値には受託後の能勢町の数値を含む)
①火災概要=火災件数が減少、56年振りに100件下回る
・火災件数は94件(前年比16件減少)で、3.9 日に1件の割合で火災が発生したことになる。
・豊中市では87件で、前年に比べ23件(20.9%)減少した。出火原因別に見ると▽「こんろ」17 件▽「放火、放火の疑い」16件▽「たばこ」9件など。
・ 能勢町では7件の火災が発生し、出火原因別では「たき火」22件、次いで「こんろ」、「スト ーブ」など。
② 救急概要=増加傾向、23.8分に1件の出場
・救急出場件数は2万2094件で、うち搬送人員は1万9626 人。
・豊中市での出場件数は2万1602件、搬送人員1万9165人で、前年に比べ出場件数が763件、 搬送人員が7356人増加。事故種別ごとでは急病、一般負傷、交通事故などの順。年齢別の搬送人員は65歳以上の高齢者が57.8%で過半数を占めている。
・能勢町では救急出場件数が492件、搬送人員は461人。
③救助儀容=前年に比べ56件増加
・救助件数は416件、救助活動件数は245件、救助人員は146人で、前年に比べ救助件数は56件、救助活動件数は44件、救助人員は19人といずれも増加した。
・豊中市は救助件数が 402件で、事故種別ごとでは「建物等による事故(安否確認のためのドア 等の開放を含む。)」が145件で最も多く、これによる救助人員が96人だった。
・能勢町では救助件数が 14件で、事故種別ごとでは「交通事故」が5件で最も多く、これによる救助人員は1人。
④警戒概要
・火災、救急及び救助以外の警戒事故において、消防隊が出場した件数2302件で、前年に比べ200件の増加。
・豊中市は2237件で、事故種別ごとにみると救急隊の支援や補助など救急活動に関連する出場 が1441件で半数以上を占め、その中でも「救急隊の活動支援(救急処置の支援等)」が622件 で最も多く、前年に比べ 135件増加した。
・救急活動に関連するもの以外では、「消防用設備 等(非火災作動等)」が211件。
・能勢町では65件で、事故種別ごとにみると「救急隊の安全管理(交通事故やドクターヘリ要請 時等の安全管理)」が最も多く20件。
=情報提供・豊中市2016.02.13
更新日時 2016/02/13