池田市・五月山で山岳救助訓練
池田市消防本部は2月1日、池田市五月丘5の五月山の寺尾山橋周辺で、山岳救助訓練を行った。隊員17人が参加し、遭難事故に備え基本動作などを確認した。
消防本部は、行楽シーズンになると五月山がハイキング客などでにぎわうことから、山岳での滑落や急病を想定した訓練を毎年行っている。この日は、「滑落し、身動きが取れない」という要救助者からの通報で訓練がスタートした。駆けつけた隊員は橋の上から状況を確認すると、約10メートルの高さをロープで降下し、要救助者の体調を確認した。その後、要救助者に見立てた人形を担架に固定し、周囲に障害物がないかを注意しながら担架を橋の上まで引き上げた。
訓練後、救助隊長は「消防署内ではこのような高低差のある本格的な訓練をすることは難しい。山岳での転落事故などに備え、改めて隊員同士の連携を確認することができてよかった」と話した。
=情報提供・池田市(梶川伸)2016.02.03
更新日時 2016/02/02