大阪空港で航空機の炎上を想定した総合訓練
大阪空港で4日、行政機関や空港周辺市の消防・警察・医療機関など58機関、約470人が参加し、「航空機事故対策総合訓練」が行われた。着陸した航空機が制御不能になり暴走し、炎上したという想定で実物の航空機を使用。消防車両30台による一斉放水や、大阪DMAT(災害派遣医療チーム)が加わって実際の事故さながらに訓練が行われた。
この総合訓練は、大阪航空局大阪空港事務所や大阪府、兵庫県、周辺市の消防・警察・医療機関、空港内事業所などでつくる大阪国際空港緊急計画連絡協議会の主催で毎年行われており、今回で35回目。参加者は真剣な表情で取り組んでいた。髙橋和弘・大阪空港長は「大阪空港は、年間延べ約12万5000機が離着陸を行い、約1500万人の乗降客を扱う空港。今回のような大規模訓練を通じて、安心・安全な空港運用に万全を尽くしていきたい」と話していた=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2010/11/05