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千里中央の地下街で、総合防災訓練

地下街店舗前での訓練の様子

 秋の全国火災予防運動期間(11月9日~15日)にあたる11日、北大阪急行千里中央駅周辺の地下街で、地下街店舗や周辺テナントビルの店員、豊中市北消防署など156人が参加し、総合防災訓練が行われた。地下街の店舗前で火災が発生したという想定で、店舗従業員らが消火器での初期消火や負傷者の搬送、買い物客の地上への避難誘導などに真剣な表情で取り組んだ。

 豊中市では、1980年8月に14人が死亡、200人あまりの負傷者が出た静岡駅前の地下街でのガス爆発事故を機に、同年からほぼ毎年、地下街のある千里中央駅前地区で訓練を実施している。

 訓練に参加した千里阪急店舗の従業員・津田美幸さんは、「大きな消火器を使うのは初めてだが、手順や力の入れ方を確認できた。閉ざされた地下街では火災や災害に備える意識が大切」と話していた=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2010/11/11


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