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豊中市立蛍池公民館で奄美市の正月料理

教わった風習を生かし、最初に吸い物を食べる参加者

豊中市立蛍池公民館(蛍池中町3)で12月11日、大阪空港就航都市・鹿児島県奄美市
との間で、奄美市の正月料理を食べる文化交流事業が開かれた。
  講師には奄美出身者で構成される関西奄美会(栄俊彦会長)から女性部のメンバー3人を招き、市民20人が参加した。参加者の大川幸治さんは「奄美市には行ったことがないが、郷土料理を食べて身近に感じられることができてよかった。こういった交流はこれからも続いてほしい」と話した。
 豊中市は空港を生かしたまちづくりを推進する一環として、就航都市との交流事業を実施しており、これまでに5市2町1村と「空港で結ぶ友好都市協定」を締結した。奄美市とは、2012年2月に締結し2015年度には両市の小学校で手紙などを交換する交流も行っている。
 この日は鹿児島県大阪事務所の担当者や関西奄美会のメンバーが奄美市を紹介。自然にあるものを食する文化や、自然豊かな島であることを映像で参加者に伝えた。そして、「今日はお会いできてよかっ」という意味の「きゅうは、おがみんしょうら」の言葉であいさつした後、自然にあるものを食意味の「きゅうは、おがみんしょうら」の言葉であいさつした後、料理室へ移った。
 正月料理には、「ターマン」と呼ばれる田芋の田楽や、豚肉とツワブキの煮物、 吸い物、酢の物のほか、おたふく豆を盛り付けて完成。その後、正月に訪れる来客に、焼酎、昆布、スルメ、塩を用いて行われる奄美市独特のおもてなしを体験したり、最初に吸い物を一気に食べる風習も教わったりした。
栄会長は「奄美市は自然が豊かな魅力あるところです。この交流を通じて、奄美市の文化や人を感じてもらうとともに、特徴ある言葉のイントネーションも楽しんでもらいたかった」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.12.13

更新日時 2015/12/13


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