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豊中市が小型家電のリサイクルを呼びかけ

小型家電のリサイクルを呼びかける職員

 豊中市は11月27日、市立豊島体育館(服部西町4)で開催した「とよなか市民環境展」で、使用済み小型家電の回収箱を設置した。
 2013年4月に施行された小型家電リサイクル法に伴い、使用済みのノート型パソコンや携帯電話、デジタルカメラなどの家電製品からレアメタルなどの有用金属を回収し、再利用している。市減量推進課は、「使用済みの小型家電を回収し、さらなるごみの減量と資源の有効利用を進めます。2016年1月から市内16カ所に回収箱を設置するので、処分方法の選択肢が増えます。ぜひ近くの回収箱にお持ちください」と使用済み小型家電のリサイクルを呼び掛けている。使用済み小型家電の回収の問い合せは中部事業所06-6843-3512。
小型家電には、レアメタルなど多くの有用金属が含まれており、日本国内の使用済みの小型家電は年間65.1万トン。そのうち有用金属は、27.9万トンになると推計されている。しかし、有用金属の十分な資源回収がされず、鉄、アルミニウムなど一部の金属を除き埋め立てられていることから、環境省は回収できていない有用金属を回収し、リサイクルを促進するために小型家電リサイクル法を施行。豊中市も回収を進めるため、環境省が行っている「小型電子機器等リサイクルシステム構築実証事業」に参加し、周知用のチラシやパネル、回収箱を作成している。対象品目は、携帯電話やデジタルカメラ、家庭用ゲーム機など一辺が30センチ未満の電気機械器具。
この日は「使用済み小型家電回収ボックス」と書かれた黄緑色の縦約57センチ×横44センチ×高さ165センチの回収箱を設置。小型家電を処分するため持参した人に同市指定ごみ袋10リットル30枚をプレゼントした。
市は2016年1月4日から回収箱を同市役所第二庁舎、庄内出張所(庄内幸町5)、中央公民館(曽根東町3)など公共施設16カ所に常時設置する。今後、設置場所を増やしていく予定。回収した小型家電は、週に1回職員が回収し、分解や破砕を行う市の認定業者に引き渡し、その後、抽出された有用金属は小型家電の製造業者に渡って基盤などの原材料として使用される。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.11.30

小型家電リサイクル法

更新日時 2015/11/29


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