申の大絵馬が豊中市・上新田天神社にお目見え
豊中市上新田1、上新田天神社(中村暢晃宮司)の境内に、来年の干支(えと)にちなんで作られた「申(さる)の干支大絵馬」(縦390センチ、横370センチ)が設置された。
絵馬を作ったのは、大阪芸術大学(大阪府河南町)出身の前田達哉さん。現在は、金属を造形する工芸家として活躍する一方、大阪芸大でも臨時講師をしているとしている。 絵馬は6分割した白ベニア板に描かれた立体感のあるデザイン。寄り添うように集まる10匹の申が優しいイメージを感じさせるとともに、周りには紅梅を描写。絵馬の右側に赤色で力強く「開運」の2文字が描かれいる。
っているようだ。中村宮司は「たくさんの人に訪れてもらい、優しい感じに仕上がった絵馬に心を和ませてほしい」と来社を呼び掛けている。大絵馬は2016年11月ごろまで境内に飾られる。
家族で訪れた山下智也さん(新千里東町3)は「毎年、ジャンボ絵馬を見に来ています。大きい絵馬いっぱいに描かれた絵に、今年も満足しています」と話していた。
絵馬は2013年まで前田さんの大学の先輩、横山真子さんと藤本歩さんが12年間にわたり制作していた。しかし、引っ越しなどの事情により続けられなくなった。そこで、豊中市で幼少期をごし、神社の近隣にある新田小学校(上新田2)に通っていた前田さんが引き継いだ。
2014年は初めての制作で、試行錯誤しながら行ったという。今年は、大学の学生をアシスタントとして招き、2人で5日間かけて完成させた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.11.25
更新日時 2015/11/25