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府知事選挙の模擬選挙を豊中の専門学校で

本物の投票箱を使用して模擬選挙を実施

 豊中市寺内1、中央工学校OSAKA(中野吉晟校長、222人)の学生44人が11月16日、大阪府知事選挙の模擬選挙に参加した。2016年夏の参議院議員選挙から適用される18歳以上への選挙権年齢の拡大を前に、大阪府選挙管理委員会と中央工学校OSAKAが実施した。
 豊中市では初の模擬選挙で、未来の有権者が投票を体験することによって、政治への関心を高めてもらい、選挙への参加を促すことが狙い。参加した高木景子さん(18歳、寺内2)は「この模擬選挙を通じて、候補者を選ぶアプローチなどを学ぶことができ、 選挙に行ってみようと思いました」と話した。
 公職選挙法の改正に伴い、来年夏の参議院議員選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる。これを受け府選管は、新たに有権者になる年齢を対象に投票を通して政治への積極的な参加を促そうと「18歳プロジェクト」を推進。その取り組みの1つとして、実際の大阪府知事選挙を題材に、候補者の選択や投票を体験する模擬選挙を行った。
 まず府選管による選挙を知る授業や、5~6人で大阪の課題を出し合うグループワークが行なわれた。その後、模擬選挙用に用意された投票用紙に記入し、投票用紙を投票箱に入れ、実際に行われる投票を体感した。開票結果は選挙の開票日以降となるため、同校は選挙後に参加した学生などに通知することを考えている。
 協力した豊中市選挙管理委員会は「全体的に投票率が低く、中でも若者の投票率が低い状況が続いています。豊中市でも主権者教育の出前授業などに取り組んでいますので、このような機会を通じて、若者に選挙の大切さについて考えてもらえればうれしい」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.11.17

18歳プロジェクト

更新日時 2015/11/17


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