豊中の100歳長寿者、ダイヤモンド婚・金婚の夫妻に記念品
敬老の日(9月15日)を前に、豊中市は2015年4月1日から2016年3月31日までに100歳になる高齢者91人(男性16人、女性75人)に記念品を贈る。また9月15日現在、市在住で結婚後50年の金婚夫婦511組と結婚後60年のダイヤモンド婚58組に祝意状と記念品をそれぞれ贈って長寿る。9月1日には、100歳長寿者1人と金婚・ダイヤモンド婚夫妻各1組を、淺利敬一郎豊中市長が訪問し、記念品などを渡して祝意を伝えた。ほかの該当者には、9月中に市健康福祉部の職員が自宅んどを訪問し、記念品などを渡す。
1日に淺利市長の訪問を受けた100歳長者は、永楽荘在住の水嶋昌さん(99歳)。水嶋さんは個展を開くほど書道が上手で、8月下旬には100歳にちなんで100点の作品を展示する個展を開いたばかり。作品集を見た淺利市長は「書道で手を動かす ことがお元気でいらっしゃる秘訣ですね。ご健康で長生きしてください」とお祝いを伝えた。
ダイヤモンド婚を迎えたのは上野西在住の永井定さん(88歳)と睦さん(85歳)夫妻。終戦前後の社会の変動に戸惑い教会に通い始め、睦さんと出会い、教会の青年会誌を発行する作業を協力して行い、仲を深めていった。結婚後、定さんの仕事の都合で2年間アメリカに滞在。アメリカで過ごしたことで、細かいことやしがらみについて気にならなくなり、お互いおおらかになったという。夫婦円満の秘訣について、定さんは「お互いにあまり干渉しないけど、干渉しなさすぎることもよくない。バランスが大切」と話していた。
金婚を迎えたのは上新田在住の南英亘さん(73歳)と悦子さん(74歳)。英亘さんは仕事の関係で家を空けることや帰りが遅くなることが多かったが、子育てには積極的に参加。小学生の時から社会人になるまで、長男には野球を教えた。2人とも犬が好きで結婚してからずっと犬を飼っている。悦子さんは「犬を飼うことでお互い、細かいことを気にせず、穏やかな気持ちで仲良く過ごせます」と話していた。
豊中市内で100歳以上の高齢者は、9月11現在で130人。
=情報提供・豊中市2015.09.01
更新日時 2015/09/01