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救急隊をサポートして救命処置に協力した清水梨沙さんに感謝状

感謝状を受ける清水さん

 豊中市北消防署(下村義和署長)は8月20日、、買い物中に意識を失って心肺停止となった女性(46歳)に救命処置をした豊中看護専門学校(上野坂2)の学生、清水梨沙さん( 吹田市)に感謝状を贈った。
 女性は4月18日、家族と一緒にダイエー豊中駅前店(本町3)で買い物をしていた。意識がぼんやりし、気分が悪く、発汗するなど体調不良となり、家族が店員に状態を説明。店員が119番し救急車を要請した。
 救急隊が到着すると、女性は店内のベンチで座って待っていたが、呼び掛けに応じないなど意識がなく、さらに救急隊が救命処置中に心肺停止状態となった。そこでAED(自動体外式除細動器)を使用するとともに、心肺蘇生法を実施。近くにいた店の従業員数人に胸骨圧迫の協力を求めたところ、清水さん「私が行います」と率先して申し出た。同隊の指示に従って清水さんは女性の胸骨圧迫を行い、ドクターカー到着まで救急隊をサポートし、救命活動を続けた。女性は自発呼吸を再開、千里救命救急センターに搬送された。女性は一命を取り留め、後遺症もなく6月25日に無事、社会復帰を果たした。
清水さんは、アレルギー症状のある家族がいることから、患者に寄り添いたいと幼い頃から看護師になる夢を持ち、同校に進学。中学生の時に普通救命講習を受けていたことが、今回の救命活動につながった。「無我夢中で救急隊の指示通りに胸骨圧迫を行いました。当時は入学してまだ2週間でしたが、看護学生として責任ある行動ができ、女性も助かって誇らしく思っています」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.08.21

AED 豊中看護専門学校

更新日時 2015/08/21


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