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豊中の高校生ボランティアバスが岩手県大槌町に出発

ボランティアバスの出発で豊富を語る山口翔平さん

 豊中市内の高校生23人らを乗せた復興支援のボランティアバスが8月19日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町などの被災地に向けて出発した。
 豊中市と市社会福祉協議会が企画。参加した高校生らは、20日、21日の2日間、大槌町のほか釜石市や陸前高田市を訪問し、ボランティア活動や被災者の話などを通じて、災害の恐ろしさや被災地の現状を知るとともに、今後の地域防災を担うリーダーになっていく世代として大、切な心構えや知識を学ぶ。
 今回参加したのは、千里青雲高校6人、大商学園高校5人、刀根山高校4人、箕面自由学園高校2人、桜塚高校4人、桜塚高校定時制2人。ほかに教職員、市職員、協議会職員の計37人。市役所で行われた出発式では、桜塚高校2年の山口翔平さんが「現地で多くのことを学び、得たものは大阪に持ち帰って今後に生かしたい」と思いを語った。
 大槌町では、復興商店街を訪れたり、防潮堤の草刈りボランティアをしたりするほか、町立大槌高校の生徒と交流を図る。翌釜石市では仮設住宅で、避難住民の話を聞く。その後、陸前高田市に移動し、奇跡の一本松を見学。戸羽太市長から被災地の今について話を聞く。
 21日には淺利敬一郎・豊中市長が陸前高田市を訪れ、災害時相互応援協定を締結する。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.08.20

岩手県大槌町

更新日時 2015/08/20


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