池田市で下水処理場体験見学会
池田氏は8月4日、池田市下水処理場(ダイハツ町3-1)で体験見学会を開いた。参加した子どもたちは水がきれいになる仕組みを学習した。公募の見学会は今年が12回目だった。
この体見学会は、通常は見ることのできない処理場の機械室や計器室、地下の配管などの見学をはじめ、下水の処理過程で活躍する微生物を観察することで、汚れた水がきれいになる過程を体験する。下水道について多くの小学生に知ってもらうため、夏休みに開催しており、市内の小学校に通う児童30人とその保護者らが参加した。
まず下水道の仕組みに関するDVDを視聴。その後、子どもたちは2グループに分かれ、1グループは顕微鏡を使い、汚れた水をきれいにする活性汚泥微生物の観察を行った。職員から顕微鏡の使い方の説明を受けた子どもたちは、活性汚泥微生物をプレパラートに設置。顕微鏡をのぞき込むと、「これは何ですか」と職員に積極的に質問をしていた。
もう1グループは施設内を見学した。まず雨水ポンプの試運転を見て、大きな音を立てて水をくみ上げる様子に子どもたちは驚いていた。普段目にしない下水処理場の施設に子どもだけでなく保護者も感心した様子でメモを取っていた。
親子で参加していた澤田雅子さんは「子どもには自分たちの生活がいろいろな人の支えで成り立っていることを学んで欲しい」と話した。同処理場の担当者は「今では下水道が通っていることが、当たり前になっています。このイベントを通じて水の循環の仕組みを知って欲しいです。」と思いを語った。
見学会は7日にも開催される。=情報提供・池田市(梶川伸)2015.08.06
更新日時 2015/08/06