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誰でも楽しめる娯楽 大衆演劇

座元の山﨑照久さん。呉服座の紋は五つの於福の横顔だ

 昨日餃子を食べたのがわかるくらいの距離で、笑いあり涙ありの物語が展開するんですよ――。11月1日にこけら落としとなる池田呉服座。その座元・山﨑照久さんは、大衆演劇の魅力を、そう語る。
 映画館を改装した池田呉服座では物理的な問題もあってかつての雰囲気を100%は再現出来なかったが、観客と役者の距離感は妥協しなかった。最前列に座れば、目線の高さに役者の膝があり、息づかいも感じ取ることができる。
 また、以前の呉服座で印象的だったという「歓無極(よろこびきわまりなし)」と書かれた看板も新しく書家に頼んで掲げた。
 「大衆演劇は義理や人情がテーマで、誰でも楽しめる娯楽。一度来てみてほしい」(礒野健一)

呉服座 大衆演劇

更新日時 2010/10/21


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