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ドラマ「サイレント・プア」のDVDを豊中市に寄贈

「サイレント・プア」のDVD

 豊中市社会福祉協議会(岡上の町2、永井敏輝会長)の取り組みを題材に2014年4月からNHKで放送されたドラマ「サイレント・プア」のDVD (NHKエンタープライズ)が販売されることから、豊中社協が7月21日、豊中市役所にDVDを寄贈した。市はDVDを8月上旬から、市立図書館で貸し出しを予定している。
 ドラマは公的な支援制度の狭間にいる人たちの問題を取り上げ、地域のボランティアと協力し問題を解決するために奮闘するコミュニティーソーシャルワーカー(CSW)の活動を描いた。豊中社協のCSWの活動内容をもとに脚本が制作され、社協の勝部麗子参事が監修も務めた。主演は深田恭子さんで、全9回の連続ドラマとして放映された。
 放送後、社協にはCSWの視察が急増し、引きこもり当事者やその家族からの相談がこれまで以上に寄せられるようになった。さらに、福祉関係のNPOや学生などから、ドラマを教材に使えないかとの問い合わせが多く寄せられたこともあり、今回DVD化されることが決まった。NHKで放送された全9話をDVD化した。
 また、福祉関係者からドラマで取り上げられた各テーマの援助技術の基本について解説してほしいという要望もあったことから、社協が実際に行っている取り組みと援助技術の大切なポイントについての解説書を収録したCD‐ROM(PDF形式)も作成した。CD‐ROMは販売せず、8月上旬から同市立図書館で貸し出し
を予定している。
 豊中社協は、「地域ボランティアの皆さんの努力やCSWの活動など1つ1つ取り組んできた活動の成果が、ドラマ化されたことでより多くの人に知ってもらえた。このDVDで、今後継続的に豊中市の地域福祉の仕組みや取り組みをさらに知ってほしい」と話していた。 このDVDは全国の書店などで販売・レンタルが開始されている。販売価格は税込み1万2312円。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.07.28

サイレント・プア コミュニティーソーシャルワーカー

更新日時 2015/07/28


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