豊中市立東丘小学校が8月に宇宙ステーションと交信
豊中市立東丘小学校(新千里東町3、室井由美校長、474人)は8月に国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と無線で交信するスクールコンタクトをすることになり、7月13日にアマチュア無線や宇宙ステーションについて学習する宇宙教室が開いた。
スクールコンタクトをサポートする関西ARISSプロジェクトチーム(池田市)の田中透代表代らを講師に、NASA(米国航空宇宙局)から正式に交信の許可が下りたことが発表されたほか、アマチュア無線の仕組みや宇宙ステーションの大きさなどについて説明が行われ、参加した児童は本番の日に向け期待を膨らませていた。スクールコンタクトを発案した6年生の大芦誓也さんは「無線交信が実現して本当にうれhaしい。宇宙飛行士には宇宙で の暮らしについて質問したい」と話していた。7月15日に交信の練習などを行った。
スクールコンタクトは、5つの地域(米国、ロシア、日本、欧州、カナダ)のアマチュア無線家がボランティアで運営するARISSが中心となって行うプログラムで、若者に対して、アマチュア無線の楽しさだけでなく、宇宙開発、通信技術への興味を持っ てもらうことが目的。NASAの教育プログラムの一環としても行われており、日本ではこれまで70の交信が成功している。
東丘小で開催されるきっかけとなったのは児童の声。当時小学5年生だった大芦さんが、興味のあった宇宙や天体についてインターネットで調べていてスクールコンタクトを知り、当時の校長に相談。関西ARISSプロジェクトチームの協力で申請を行い、創立50周年となる今年の8月の開催が決まった。
交信は国際宇宙ステーションが豊中市の上空を通過する日に行われ、8月17日~21日の午後6時~午99時の間に行われる予定。=情報提供・豊中市(梶川伸)=2015.07.16
更新日時 2015/07/16