豊中市北消防にジャンボ笹飾り
七夕を前に、火災予防やまちの安全への願いを込めて地域の幼稚園児や高齢者が折り紙や短冊などを飾り付けたジャンボ笹飾りが7月1日、豊中市北消防署(岡上の町1、下村義和署長)に登場した。4メートルを超える特大の七夕飾りが、道行く人に一足早く夏の訪れを感じさせている。飾り付けに参加した青木英子さんは「毎年参加しています。子どもたちと一緒に飾り付けができることが楽しい。地域の人や道行く人に見てもらい、火災予防につなげたい」と話していた。
この笹飾りは、市民に広く火災予防の啓発を行おうと、北消防署が地域の幼稚園児や老人会のメンバーなどと協力し、1984年から毎年行っている。市内にある日本民家集落博物館(服部緑地1)内の竹林で伐採され寄贈された笹2本を使って飾り付けが
行われた。
私立東邦幼稚園(北桜塚2、松山恵里子園長、215人)の園児28人の他、桜塚校区福祉委員会に所属するひとり暮らし老人の会の「まほかろば会」と市老人クラブ連合会の「北桜塚豊桜会」のメンバー8人が、消防職員とともに飾り付けをした。園児や高齢者によって事前に書かれた「火の用心」、
「もう一度確認しましょう 火の元を」などの短冊や、シルバーデイハウス寿(庄内西町5、越智紀美子代表)の利用者が作った折り紙などが、20分かけて結び付けられた。笹飾りは8日午前まで同署前で展示される。
なお、消防署新千里出張所(新千里西町2)でも7月1日、西丘こども園(新千里西町2、吉川奈美園長、149人)の園児によって七夕飾りが行われ、防火の願いが込められた長さ3メートルほどの笹が、出張所正面玄関前で8日午前まで展示される。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.07.02
更新日時 2015/07/02