豊中市が小・中学生向けに冊子「福祉ってなあに??」を発行
豊中市は冊子「福祉ってなあに??~おたがいさま・おかげさまの支え合い~」を発行し、市内全小学校・中学校に配布した。地域で生活する人が安心・安全で暮らしていけるようなまちづくりを、小学生や中学生に学んでもらおうと、福祉とは何かや支え合う関係づくりをめざした取組みが掲載されている。
冊子はA4判8ページ、カラー刷り。作成した市地域福祉課は「地域に関心を持ち、自分のできることを見つけることで地域の人と支え合うきっかけづくりにしてほし」と話している。希望があれば出前講座として職員を学校に派遣する。
冊子は、民生委員や児童委員、企業の地域貢献、サロン活動などの地域福祉に関する住民の取り組み事例のほか、電車で席を譲ることや地域行事の手伝い、清掃活動など、児童・生徒にも行うことのできる地域福祉活動を紹介している。イラストを多く活用しているほか、点字ブロックや障害者のための国際シンボルマーク、マタニティマークなど、まちのいろいろな場所に人にやさしい工夫がされていることを掲載。自分の住んでいる地域にはどんな人が住んでいて、どんな困ったことがあるのかを知るとともに、自分には何ができるのかを自ら考えたり、みんなで一緒に地域福祉について考えたりできる内容となっている。
豊中市は「誰もが互いに尊重しあい、安心して健康に暮らすことのできる福祉コミュニティの実現」基本理念とし、「おたがいさん・おかげさんの笑顔でつながる」まち・豊中をめざした「第3期豊中市地域福祉計画を、2014年に策定した策定した。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.06.20
更新日時 2015/06/21